中古車をネットで購入したいけれど、「陸送費はいくらくらいかかるの？」と、疑問に思いますよね。

この記事では、中古車を購入した時の、陸送費についてわかりやすく解説します。

また記事の最後には、車を購入する際のローン審査が不安な方に向けて、クルマテラスの「信用回復ローン」をご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください！

陸送費とは？　中古車を運ぶための費用内訳

陸送費とは、購入した車を自宅や、指定場所まで運ぶ際にかかる配送費用のことです。

基本的には車を陸路で運搬（キャリアカーなどのトラック輸送）するための費用ですが、遠隔地の場合はフェリー代や、航空便代なども含むことがあります。

つまり、本州内の陸送であればトラックでの輸送費が中心となり、北海道・沖縄や離島への納車ではフェリー代（船舶輸送費）や場合によっては空輸費用が追加されることもあります。

費用に含まれる、おもな項目

陸送業者への基本料金のほか、距離に応じた料金、フェリー等の利用料金、車両の状態に応じた追加費用、保険料などが挙げられます。

たとえば未登録の車両でナンバーがない場合は、公道を走れないため、かならず積載車で運ぶ必要があり、その分、費用が割高になります。

また、車高が低すぎる改造車や、故障車など特殊な車両は、積み込みに特殊な設備が必要となり追加料金が発生します。

陸送費はこうした諸要素を合算した、総額で提示されるのが一般的です。

中古車、陸送費の相場：距離ごとの目安は？

陸送費は、距離や地域によって大きく変わりますが、おおよその相場を知っておくと、予算計画の助けになります。

一般的には、近隣県内であれば約1～3万円程度、複数の県をまたぐ遠方なら、約3～10万円程度かかるケースが多いとされています。

実際、隣県くらいの距離であれば2〜6万円台、さらに離れた地域では7〜10万円台が1つの目安で、北海道・沖縄など極端に遠い場合は10万円超になることもあります。

たとえば、東京から大阪間の陸送では、納期4～5日ほどで費用は約3万～10万円が一般的で、東京から沖縄となると距離・手段の関係上それ以上に高額になります。

なお、陸送費にはディーラーか中古車販売店かによって、違いが出る場合もあります。

ディーラー経由の場合は、手数料込みで近場でも2～3万円、遠方だと10万円近く請求されるケースがあります。

一方、独立系の中古車販売店では、近場1～3万円、遠方でも7万円程度に収まる例が多いようです。

これは業者の手配方法や、中間マージンの有無による差ですが、いずれにせよ最終的な総支払額を、購入前にしっかり確認することが重要です。

陸送にかかる日数についても触れておきましょう。

同一地域内であれば、手続き含め1～2日程度で納車できることもありますが、長距離になると4日～1週間前後は見ておく必要があります。

天候や陸送業者のスケジュールによっても変動しますが、離島へのフェリー輸送が絡む場合などは、さらに日数が延びることもあります。

陸送費が決まる、おもな要因

では、なぜ陸送費にはこれほど、幅があるのでしょうか。

ここでは費用が変動する、おもな要素を整理します。

• 輸送距離:

  
  

  もっとも影響が大きい要因です。

  
  

  文字通り、運ぶ距離が遠いほど燃料・人件費などコストがかさみますので、陸送費も高くなります。

  
  

  数百kmを超える長距離陸送では、有料道路代や宿泊費（ドライバー交代要員）なども考慮されます。

  
  

  
  

• 車両のサイズ・状態:

  
  

  車が大きい（大型SUVやバンなど）ほど、トラックの占有スペースを取るため割高になります。

  
  

  また車高が極端に低い車、車幅の広い車、故障車・不動車、未登録車などは、特別な対応が必要になり追加料金となる傾向があります。

  
  

  
  

• 輸送ルート・手段:　

  
  

  本州内のように、すべて陸路で完結する場合と、北海道・沖縄・離島のように、フェリーや航空機を併用する場合では、費用構成が変わります。

  
  

  フェリー代等が加算されるため、離島向けはどうしても高額になりがちです。

  
  

  
  

• 時期・繁忙状況:

  
  

  引っ越しシーズンの3～4月、大型連休、お盆・年末年始などは、陸送業界が繁忙期となり、料金が上乗せされやすいです。

  
  

  反対にオフシーズンや、平日を選ぶことで割安になることもあります。

  
  

  
  

• 業者の手配方法:

  
  

  販売店に陸送を手配してもらう場合、中継手数料が含まれて、割高になるケースがあります。

  
  

  自分で陸送専門業者に直接依頼すれば、中間マージンを省ける可能性もあります。

  
  

  ただし、信頼できる業者選定の手間があるため、費用優先か手間軽減かで判断しましょう。

  
  

  
  

• オプションサービス:

  
  

  時間指定の納車や、積載車ではなくプロのドライバーが直接運転して届ける自走プラン、速達対応などを依頼すると追加料金が発生します。

  
  

  一方で、業者によっては早期予約割引やリピーター割引、一定距離までは一律料金といった、お得なプランを用意している場合もあります。

  
  

  
  

  
  

  
  

  
  

ネットで中古車を買った場合の、納車の流れ

遠方の販売店から中古車を購入した場合、どのように納車されるのか、流れを押さえておきましょう。

基本的なプロセスは、つぎのとおりです。

1. 見積り依頼:

   
   

   車両本体の価格に加え、陸送費を含めた見積りを取り寄せます。

   
   

   購入候補の販売店や陸送業者に対し、車種や所在地（受け取り先の住所）を伝えて、費用の算出を依頼します。

   
   

   複数業者から相見積もりを取ると費用・サービス内容を比較できて安心です。

   
   

   オンライン見積もりフォームを用意している業者も多く、手軽に概算費用を調べられます。

   
   

   
   

   
   

2. 契約・支払い:

   
   

   
   

   
   

   
   

   依頼する業者を決めたら、正式に発注します。

   
   

   通常、陸送費は前払いで、銀行振込やクレジット決済に対応している場合が多いです。

   
   

   支払い確認後に車両引き渡し・輸送手配が開始されます。

   
   

   急ぎの場合は早めに入金を済ませ、日程調整に入るようにしましょう（業者によっては土日祝の輸送不可や、時間指定不可の場合もあります）。

   
   

   
   

3. 輸送方法の選択:

   
   

   陸送には大きく分けて「自走」か「積載車」かの2種類があります。

   
   

   自走とは、陸送業者のドライバーが直接、あなたの車を運転して運ぶ方法で、納車が早く費用が安いメリットがあります。

   
   

   しかし走行距離が増えるため、中古車の価値への影響を気にする場合は、デメリットとなるでしょう。

   
   

   一方、積載車（キャリアカー）による輸送はどんな車種でも対応可能で安心ですが、費用は高く、日程も若干長くなる傾向があります。

   
   

   業者と相談し、希望に合った方法を選びます。

   
   

   
   

4. 車両の引き取り・輸送開始:

   
   

   陸送業者が販売店、もしくは保管場所へ車両を引き取りに行きます。

   
   

   書類や鍵の受け渡し方法について、事前に販売店と業者で調整されますので、特に指示がなければお任せで問題ありません。

   
   

   車両の状態を確認し、積載車に載せる場合は、しっかり固定して輸送開始となります。

   
   

   
   

5. 納車（受け取り）:

   
   

   
   

   
   

   
   

   約束の日程・場所で車を受け取ります。

   
   

   多くの場合、自宅までドアtoドアで届けてもらえますが、大型トラックが入れない狭い道路の場合は、近くの広い駐車場などを引き渡し場所に指定されることもあります。

   
   

   その際は事前に連絡があります。受け取り時には、かならず車両の傷や動作確認を行いましょう。

   
   

   輸送中に生じた損傷は、陸送業者の保険でカバーされますが、後から発見した傷については補償を受けられないことが多いため、その場で立ち会って確認することが大切です。

   
   

   

   
   

   
   

   万が一、輸送中の事故などで車が破損していた場合は、業者の指示に従って、速やかに保険対応の手続きをしてください。

   
   

なお、陸送業者の営業所止めにして、自分で取りに行くことも選択可能な場合がありますが、「手間の割に大きく安くなるとは限らない」点には注意しましょう。

ガソリン代や移動コストを考えると、自宅まで届けてもらう方が、総合的に得なケースも多いです。

陸送に関するよくある、不安と対策Q&A

ネットで車を買う際、陸送について様々な不安が思い浮かぶと思います。

ここではユーザーから寄せられる代表的な疑問を取り上げ、その対策や解消法をQ&A形式で解説します。

Q1. 「陸送費、後から高額な追加請求をされない？」

A: 見積もりと実際の請求額が違う…という事態は避けたいですよね。

基本的に、正確な情報を伝えて見積もりを取れば、後から大幅に増えることはありません。

ただし業者によっては、見積もり時に提示しなかった追加料金や、手数料を後から請求してくる例も報告されています。

例えば「夜間配達希望だったのに、追加費用を後から請求された」といったケースです。

これを防ぐには、契約前に見積もりの内訳を、細かく確認することが大切です。

Q2. 「配送中に車が傷ついたり、故障したらどうしよう…？」

A: 高価な車両を人任せで運ぶわけですから、万一のトラブルは心配ですよね。

まず輸送中の車の損傷については、通常は陸送業者が輸送保険に入っており、ドライバーにも賠償責任保険があります。

万が一、事故や荷崩れで車が傷ついた場合でも、適切に保証されるケースがほとんどです。

Q3. 「納車は具体的にどうやって受け取るの？　家まで来るの？」

A: 基本的には、自宅まで陸送納車してもらえると考えて大丈夫です。

遠方の販売店からの購入であっても、あなたが店舗へ出向く必要はありません。

Q4. 「ネット購入でも、ちゃんと対応してくれる？　顔が見えないと不安…」

A: オンライン完結で車を買うのは便利ですが、対面でないぶん、不安もありますよね。

対応の丁寧さやアフターサポートは、販売店によって差があるのも事実です。

そこで、事前に評判を調べることをおすすめします。

口コミサイトやSNSで実際の利用者の声をチェックし、「対応が迅速」「説明がわかりやすかった」といった評価の高い業者を選ぶと良いでしょう。

陸送費を、節約するためのポイント

遠方から車を買うとき、できれば陸送費は安く抑えたいものです。

以下に、費用を節約するコツをいくつか紹介します。

• 複数業者の見積もりを比較:

  
  

  
  

  
  

  一社だけで決めず、複数の陸送業者や販売店から見積もりを取りましょう。

  
  

  費用だけでなくサービス内容や到着予定日も比較し、最適なプランを選べます。

  
  

  競合がいることを伝えると値引きに応じてくれる場合もあります。

  
  

  
  

  
  

• 共同配送サービスの利用:

  
  

  急ぎでなければ、ほかの車と一緒に運んでもらう、相乗り便的なサービスを利用すると割安になることがあります。

  
  

  複数の依頼者の車両を、同時に同じトラックでまとめて運ぶことで、一台あたりのコストを分担できる仕組みです。

  
  

  ただし、利用者同士のスケジュール調整が必要なため、納期に余裕がある場合に有効な方法です。

  
  

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• 陸送費込みのプランを選ぶ:

  
  

  
  

  
  

  
  

  中古車販売店によっては、全国一律の陸送費込み価格を提示しているところもあります。

  
  

  車両本体の表示価格に陸送費が含まれていれば、追加費用の心配がなく、トータルでお得になるケースもあります。

  
  

  「配送料込み」「全国どこでも同一料金」といった記載がないかチェックしてみてください。

  
  

  ただし、仮に割高な陸送費が上乗せされている場合もあるので、総額で判断することが大切です。

  
  

  
  

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