車のローンに保証人は基本的に不要。ただし求められるケースがある

「ローン=保証人が必要」というイメージを持つ方は多いのですが、車のローンでは、連帯保証人を求められないのが一般的です。
理由は2つあります。
1つは、ディーラーローンや信販系ローンでは、完済までローン会社が車の所有権を持つ(=車自体が担保になる)仕組みが多いこと。
もう1つは、銀行系マイカーローンでは、保証会社の利用がセットになっており、個人の保証人の代わりを保証会社が担っていることです。
つまり、収入と信用情報に大きな問題がなければ、保証人を探す必要はそもそもありません。
ただし、つぎのようなケースでは、連帯保証人を求められることがあります。
連帯保証人が求められる、5つのケース
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収入が少ない・不安定と判断された
学生・アルバイト・パートの方や、フリーランス・自営業などで収入の変動が大きい方は、返済能力を補うために保証人を求められることがあります。
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勤続年数が短い・新卒や転職直後である
収入額そのものより「継続性」が重視されるため、働き始めたばかりの時期は保証人を条件とされることがあります。
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借入希望額が年収に対して大きい
年収に対する年間返済額の割合(返済負担率)が大きいと、保証人によるリスク補完を求められることがあります。他の借入がある場合も同様です。
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信用情報に不安がある
過去の延滞や債務整理などの記録がある場合、審査に通らないか、「保証人がいれば」という条件がつくことがあります。
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18〜19歳など若年での申し込み
成年年齢は18歳に引き下げられましたが、収入実績が少ない若年層の契約では、親などの保証を前提とするローン会社が多いのが実情です。
「保証人」と「連帯保証人」は、責任の重さがまったく違う

なお、車のローンで求められるのは、ほとんどの場合「連帯保証人」です。
名前は似ていますが、両者の責任には大きな差があります。
| 項目 | 保証人 | 連帯保証人 |
| 返済義務が生じる条件 | 契約者本人に返済能力がない場合のみ | 契約者の状況にかかわらず、請求されたら拒否できない |
| 「まず本人に請求して」と主張する権利 | あり(催告の抗弁権) | なし |
| 「本人の財産から回収して」と主張する権利 | あり(検索の抗弁権) | なし |
| 責任の重さ | 補助的 | 契約者本人とほぼ同等 |
連帯保証人は、契約者が返済できなくなれば、自分がローンを組んだのと同じ重さの責任を負います。
返済が滞ると、まず担保である車が売却されますが、それでも残債が残れば、不足分の返済義務は連帯保証人に及びます。
誰かに頼む場合も、頼まれる場合も、この重さを前提に考える必要があります。
連帯保証人になれる人の条件と、親・家族に頼むときの注意点

連帯保証人は、誰でもなれるわけではありません。
ローン会社は「契約者の代わりに返済できる人か」を審査するため、一般につぎのような条件が目安とされています。
- 安定した継続収入がある:正社員・公務員など、収入の継続性が高い人が認められやすい傾向があります。
- 成人であり、年齢が高すぎない:一般に65歳未満が目安とされます。定年後・年金収入のみの方は認められにくくなります。
- 信用情報に問題がない:保証人自身も信用情報を照会されるため、延滞や債務整理の記録があると認められません。
- 他の借入・保証債務が多くない:すでに多くのローンや保証を抱えている人は、返済余力がないと判断されます。
- 契約者との関係性:親・配偶者・兄弟など親族が基本です。面識の薄い第三者による保証は、認められないのが一般的です。
親に頼む場合の注意点

連帯保証人を頼む相手として、まず思い浮かぶのは親でしょう。
ただし、ここで見落とされがちな注意点があります。
親が定年退職していて収入が年金のみの場合、連帯保証人として認められない可能性が高いのです。
連帯保証人にも「安定した収入」が求められるため、「親だから大丈夫」とは限りません。
親に頼む予定の方は、親の年齢・就労状況・借入状況を先に確認しておくと、審査の段階で慌てずに済みます。
頼むときに、かならず伝えるべき3つのこと

連帯保証人は、相手の人生を巻き込む可能性のある重いお願いです。
トラブルを防ぐため、頼む際には最低限、つぎの3つを正直に伝えましょう。
- 借入額・月々の返済額・返済期間:「いくらの責任を、いつまで負う可能性があるのか」を具体的に共有します。
- 自分の収入と返済計画:どうやって返していくのか、万が一収入が減った場合はどうするのかまで説明します。
- 連帯保証人の責任の内容:「迷惑はかけないから」ではなく、「返せなくなったらあなたに請求が行く」という事実を隠さず伝えます。
連帯保証人は、原則あとから変更できません
「とりあえず友人に頼んで、あとで外れてもらおう」という考え方は通用しません。
一度契約した連帯保証は、完済または借り換えをしない限り、外れるのが極めて難しい契約です。
引き受ける側・頼む側の双方が、完済までの長期的な責任として考える必要があります。
保証人を立てる場合の必要書類と、契約の流れ

連帯保証人を立ててローンを組むことになった場合、契約者本人だけでなく、保証人側にも書類の準備が必要です。
一般的に求められる書類は、つぎのとおりです。
| 誰が用意する? | 必要書類の例 | 補足 |
| 契約者本人 |
本人確認書類(運転免許証など)/収入証明書(源泉徴収票・給与明細など)/車の注文書・見積書/銀行口座情報・届出印 |
ローン会社・借入額により収入証明が不要な場合もあります |
| 連帯保証人 |
本人確認書類/収入証明書(源泉徴収票・給与明細・確定申告書など)/実印・印鑑証明書 |
保証人自身も審査対象になるため、収入を証明できる書類が必要です |
※必要書類はローン会社・契約内容によって異なります。実際の手続きの際は、必ず申込先の案内をご確認ください。
契約の流れも、通常のローンと少し変わります。
保証人を立てる場合、契約者の審査に加えて、連帯保証人の審査(信用情報の照会を含む)が行われます。
また、契約書には連帯保証人本人の署名・実印での押印が必要になるため、保証人が遠方に住んでいる場合は、書類の郵送などで日数がかかることもあります。
納車を急ぐ事情がある方は、書類準備の時間も見込んでスケジュールを組みましょう。
「保証人代行」業者に頼る前に、知ってほしいリスク

保証人を頼める人がいないとき、「保証人代行」というサービスを検索で見かけた方もいるかもしれません。
お金を払えば保証人を用意してくれる、という業者です。
結論からお伝えすると、車のローンで保証人代行業者の利用はおすすめできません。
理由は3つあります。
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契約違反・契約解除につながるおそれがある
ローン会社は「契約者との関係性」も含めて保証人を審査します。
面識のない第三者を、代行業者を通じて保証人に立てたことが判明した場合、虚偽の申告として契約解除や一括請求を求められるおそれがあります。
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高額な費用がかかる
保証人代行には高額な初期費用や継続的な手数料がかかるのが一般的です。
その費用を頭金に回したほうが、審査にも家計にもよほど有利に働きます。
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個人情報・金銭トラブルのリスクがある
代行の利用には、収入や勤務先などの詳細な個人情報を業者に渡すことになります。
悪質な業者による情報の悪用や、追加費用の請求といったトラブルも報告されています。
「保証人を用意すること」自体が目的にならないように
保証人を求められた背景には、収入・借入額・信用情報など、審査上の理由が必ずあります。
代行で形だけ保証人を整えても、その理由は解消されません。
次の章で紹介するように、借入額の調整や審査基準の異なるローンの検討など、正攻法の選択肢から先に試すことを強くおすすめします。
保証人なしで審査に通すための、5つの対策

「家族に迷惑をかけたくない」「親とは疎遠で頼みづらい」——連帯保証人を立てられない事情は、人それぞれです。
しかし、保証人なしで車のローンを組む方法はあります。
- ① 借入額を減らす(頭金・車両価格の見直し):審査基準ギリギリの場合、頭金を入れる・車両価格の安い中古車を選ぶ・グレードを一段下げるなどで借入額を減らせば、保証人なしで通る可能性が高まります。実際「借入額を減らしたら保証人なしで組めた」というケースは少なくありません。
- ② 返済期間を調整して月々の負担率を下げる:月々の返済額が収入に対して無理のない範囲(一般に返済負担率25〜35%以内が目安)に収まるよう、返済期間を調整します。
- ③ 保証会社利用型のローンを選ぶ:銀行系マイカーローンの多くは、個人の保証人の代わりに保証会社の保証を利用する仕組みです。保証料は金利に含まれていることが多く、保証人を探す必要がありません。
- ④ 信用情報の回復を待ってから申し込む:過去の延滞や債務整理がネックの場合、完済後、一定期間の経過で記録が消えます(情報の種類や信用情報機関により異なりますが、おおむね5年程度、自己破産などは最長7年程度が目安)。ご自身の信用情報は開示請求で確認できます。
- ⑤ 審査基準の異なるローンに相談する:1社で保証人条件がついても、審査基準は会社ごとに異なります。提携する信販会社が多い販売店に相談することで、保証人なしで通る道が見つかることがあります。
「保証人がいれば通る」と言われた方へ
審査の結果「保証人がつけば融資可能」という条件を提示されることがあります。
頼める人がいれば選択肢になりますが、いない場合でも、上記①〜⑤の組み合わせや、審査基準の異なるローンへの相談で道が開けることがあります。
次の章で、実際のお客様の事例を紹介します。
実際に「保証人の壁」を乗り越えて購入できたお客様の声

「保証人を頼める人がいない」「子どもの車の保証人になりたいが、通るのか」
——保証人にまつわる悩みを乗り越えて、実際にクルマテラスで車を購入されたお客様の声を紹介します。
※以下は、実際にクルマテラスをご利用いただいたお客様へのインタビューをもとに作成しています。
O様
O様保証人を頼める人がいなかった
男性/兵庫県/正社員/年収約450万円/3人家族
11年乗った車の買い替えで、クルマテラスさんの前に2社でローン審査を申し込みましたが、駄目でした。
正確には「保証人を用意できれば審査は通る」という条件がついたのですが、保証人をお願いできる人がいなかったんです。
知り合いの車屋さんの紹介でクルマテラスさんを知り、問い合わせてみたところ、保証人の条件がつかずに審査が通ったのでよかったです。
担当の方のレスポンスが早く、連絡もこまめだったので、オンラインでも安心して購入できました。納車された車も説明どおりで満足しています。
S様
S様親として息子の保証人に
男性/愛知県/正社員/年収約350万円/3人家族
新卒で就職した息子が通勤のために車を必要としていて、息子自身の名義での購入を希望していました。
ただ、働き始めたばかりということもあり、信用情報や保証人の問題からなかなか難しい状況が続いていました。
クルマテラスさんに相談したところ、私が保証人になることで、息子名義のまま購入手続きを進められるとのことで、正式に申し込みました。
息子には「今後しっかり働いて自分で信用を積み重ねれば、いつか自分の思うとおりの車が買える」と伝えています。商談の段階から傷の位置まで写真で共有してもらえたので、納車時のギャップもありませんでした。
O様のように「保証人がいなくても、審査基準の異なる信販会社で条件なしに通る」ケースもあれば、S様のように「親が保証人になることで、子ども名義での購入が実現する」ケースもあります。
どちらの道が合うかは状況次第なので、1社の審査結果だけで、結論を出さないことが大切です。
よくある質問
車のローンは、保証人がいないと組めませんか?
いいえ、基本的に保証人なしで組めます。
車自体が担保になる仕組みや、保証会社の利用により、個人の保証人は不要とされるのが一般的です。
保証人を求められるのは、収入・勤続年数・借入額・信用情報などに不安要素がある場合に限られます。
保証人がいれば、審査には必ず通りますか?
必ず通るとは限りません。
保証人は審査基準の不足を補う手段の1つですが、保証人を立てても基準を満たせない場合は通りません。
また、保証人自身も収入や信用情報の審査を受けるため、条件を満たさない方を保証人にすることはできません。
年金暮らしの親でも、連帯保証人になれますか?
難しい場合が多いです。
連帯保証人には安定した収入が求められるため、収入が年金のみの場合は認められない可能性が高くなります。
就労中の親族に頼むか、保証人なしで通すための対策(借入額の調整など)を検討しましょう。
友人に連帯保証人を頼んでもいいですか?
制度上は可能な場合もありますが、おすすめしません。
連帯保証人は契約者と同等の返済義務を負うため、万が一のときに友人の人生を巻き込むことになり、人間関係が壊れる原因になりがちです。
ローン会社側も、親族以外の保証人には慎重な傾向があります。どうしても必要な場合は、返済計画を書面(公正証書など)に残すなどのトラブル防止策を講じましょう。
「保証人がいれば通る」と言われましたが、頼める人がいません。もう無理ですか?
諦める必要はありません。
審査基準は会社ごとに異なるため、別の信販会社では保証人条件なしで通ることがあります。
実際に、他社で保証人条件がつき断念しかけた方が、提携信販会社の多い
信用回復ローンで条件なしに購入できた事例もあります。
頭金の用意や車両価格の見直しとあわせて、まずは相談してみてください。