

「ろうきんのマイカーローンって金利は低いの? 審査は厳しい?」
そんな疑問に答えるべく、本記事では労働金庫(ろうきん)のマイカーローンについて詳しく解説します。
最新の金利情報、地域別の違い、銀行系ローンやディーラーローンとの比較、利用できる人の条件、審査の難易度、申し込み手順と必要書類まで網羅しました。
最後には「ろうきんでは難しいかも…」という方に向けて、クルマテラスの信用回復ローンもご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
ろうきんのマイカーローン金利は、変動金利型と固定金利型から選べます。
2025年現在、中央ろうきん(関東エリア)を例にすると、変動金利は年2.550%~3.825%、固定金利は年3.050%~4.050%程度の金利幅となっています。
この幅には、利用者の属性(後述する団体会員か一般か等)や優遇制度の適用による差が含まれています。
また保証料はろうきんが負担するため、表示金利以外に、保証料の上乗せはなく安心です。
ろうきんでは基本の金利から各種優遇(金利引下げ)制度が用意されており、条件を満たすと、一定幅の金利引き下げが受けられます。
たとえば中央ろうきんでは、給与振込の利用や財形貯蓄の契約など、条件を満たすことで年0.2%の金利引下げが可能です。
また地域によっては、期間限定のキャンペーン金利も実施されています。
新潟ろうきんでは、2025年に30歳以下を対象としたキャンペーンを実施しており、変動金利が通常年2.20%~2.30%のところ、年1.50%~1.60%まで引き下げて提供されています。
このように、各ろうきんで最新の金利動向やキャンペーン情報をチェックすることで、より有利な金利で借りられる可能性があります。
ろうきんのマイカーローン金利や条件は、地域の労働金庫によって若干異なります。
各都道府県・地域ごとに「○○ろうきん」(中央ろうきん、近畿ろうきん、東北ろうきん…など)と分かれており、それぞれ金利水準や優遇内容が独自に定められています。
たとえば近畿ろうきん(大阪など関西エリア)では、2025年4月時点の固定金利が団体会員で年2.95%、一般利用で年3.45%と公表されています。
一方で中央ろうきん(関東エリア)の変動金利は、団体会員か一般かに関わらず、一律で年2.55%(優遇適用前)に設定されているなど、ベースとなる金利水準が、地域で異なるケースがあります。
さらに、各地域ろうきんごとに用意されている、優遇制度や商品名も多少異なることがあります。
たとえば九州ろうきんではマイカーローンに「カーライフローン【カーエール】」という愛称が付けられており、団体会員なら最大年1.95%まで変動金利が下がる優遇がある一方、一般勤労者だと最大でも年2.15%止まりとなるなど、会員区分ごとの優遇幅に差があります。
また東北ろうきんではインターネット完結型のマイカーローンを提供し、変動金利年1.85%~2.05%という低い金利設定を行っている例もあります。
このように各地域のろうきんによって金利・条件に特色がありますので、自分のお住まい・勤務エリアのろうきん情報を確認してみましょう。
マイカーローンを検討する際、ろうきん以外にも銀行系のマイカーローンやディーラーローン(自動車販売店が紹介するローン)があります。
それぞれ金利や利用条件が大きく異なるため、比較してみましょう。
銀行系マイカーローン
一般的な銀行や信用金庫のマイカーローン金利は年1~4%程度と最も低い傾向にあります。
たとえば、りそな銀行のマイカーローンでは審査結果に応じ1.6%、2.3%、3.2%、4.2%のいずれかが適用される仕組みです。
ただし銀行系は、低金利な反面審査がやや厳しく、時間がかかる場合が多いのがデメリットです。
ディーラーローン
手続きが簡単で審査も通りやすい反面、金利は年4~8%前後と高めなのが相場です。
販売店で、購入手続きと一緒に契約できる手軽さがありますが、その分、返済総額(支払利息)が大きくなりやすい点に注意しましょう。
たとえば金利5%と2%では、200万円を5年間で返済する場合に、総支払額で数十万円もの差が生じます。
ろうきんマイカーローン
金利水準は銀行系ほど低くはありませんが、それでもおおむね年2~3%台(固定は3~4%台)と比較的低利率です。
加えて保証料0円など手数料面の優遇もあり、総合的な返済負担の軽さでは、銀行系と遜色ない場合もあります。
審査難易度は銀行ローンと同程度か、場合によっては厳しいともいわれますが、その背景には「組合員向け優遇」を反映した低金利設定があるためです。
労働組合員や生協組合員として利用できる場合、さらに金利引下げが受けられるメリットもあります。
以下にろうきん・銀行・ディーラーローンの比較をまとめます。
※一般的な目安。実際の金利や審査基準は各社で異なります。
上記のように、金利面では銀行ローンが有利ですが、審査通過のしやすさや、手続きの手軽さではディーラーローンが勝ります。
ろうきんのマイカーローンは金利・手続き難易度のバランスが取れた中間的な存在といえるでしょう。
他社ローンと比較しつつ、自分が重視するポイントによって選ぶと良いです。
ろうきんのマイカーローンは、原則として「勤労者」であれば一般の方でも利用可能です。
ただし利用条件として、満たすべき項目がいくつか設定されています。
中央ろうきんの商品概要を例にとると、以下のような申込資格条件があります。
居住地・勤務先の地域要件
自宅または勤務先が、そのろうきんの営業エリア内にあること(例:中央ろうきんなら関東1都7県)。
各ろうきんは担当エリアが決まっているため、基本的に居住地か職場が属する地域のろうきんで、申し込む形になります。
勤続年数
同一勤務先に1年以上勤務していること(自営業者など、給与所得者以外は3年以上)。
安定した雇用期間が求められます。※契約社員・パート勤務の方でも、一定の要件を満たせば利用可能とされています。
年収
前年度税込年収が150万円以上あること。
明確な収入基準が示されており、極端に年収が低い場合は難しいでしょう。
年齢
申込時年齢が18歳以上、最終返済時、年齢が76歳未満であること。
未成年は利用不可、シニアも完済時80歳を超えない範囲で、借入期間を設定する必要があります。
保証条件
ろうきん所定の、保証機関の保証を受けられること。
信用保証協会などの保証審査に通る信用力が求められます。
上記に加え、「当金庫に出資のある団体会員の構成員の方」つまり労働組合員や生協組合員、そのご家族であれば優遇されます。
逆にいえば、勤務先に労働組合がない一般の方でも利用できますが、その場合は一部のろうきんで融資にあたり「友の会」入会や個人出資(1,000円程度)が必要となるケースもあります。
この点は各ろうきんによって異なるため、該当する場合は、事前に問い合わせて確認すると良いでしょう。
ろうきんのマイカーローンは「低金利で安心な反面、審査はやや厳しめ」という声もあります。
実際、申込条件で勤続年数や収入要件を満たしていないと、申し込んでも即、審査落ちとなってしまいます。
条件をクリアしていたとしても、さらに重要なのが個人の信用情報です。
ろうきんでは仮審査の段階で信用情報機関のデータを照会し、過去の延滞や債務整理など金融事故歴がないかを厳重にチェックします。
そのため、過去に長期延滞や自己破産などがある方は、仮審査時点で承認が難しくなります。
「非営利のろうきん=審査が甘い」ということは決してなく、むしろ低金利で融資する分、審査はシビアと考えておいた方がよいでしょう。
審査スピードについては、ろうきんは他の金融機関と比べて、迅速というほどではありませんが極端に遅いわけでもありません。
仮審査の申込みをすれば、比較的すぐに結果通知があり、本審査に進みます。
ただし本審査~契約~融資実行までは、書類提出や確認手続きも含めて1~2週間から長ければ1ヶ月程度を見ておく必要があります。
実際に「仮審査は即日回答だったが、本審査結果が出るまで1週間ほどかかった」といったケースや、「契約から融資実行まで、さらに数日~1週間程度要した」という声もあります。
購入予定の車の納車スケジュールに影響しないよう、資金が必要になる時期から逆算して、早めに審査申込みを行うことをおすすめします。
続いて、ろうきんマイカーローンの一般的な申込み手順と、必要書類を確認しましょう。
中央ろうきんを例に、その流れは以下のとおりです。
仮審査の申し込み
まず仮審査を行います。
インターネットや電話、店頭窓口などで申込み可能です。
勤務先や年収、希望金額など所定の情報を提出します。
仮審査の結果通知
仮審査の結果は、通常数日以内に電話やメールで通知されます。
ここで承認となれば、本申込に進めます。
本審査の申し込み
仮審査通過後、必要書類を揃えて正式な申込み手続きを行います。
団体会員の場合は、Web上で本申込手続きが完結できるろうきんもありますが、一般の方は最寄りの店舗での手続きとなるケースが多いでしょう。
本審査の結果通知
提出書類をもとにした本審査が行われ、1週間前後で結果の連絡があります。
仮審査OKでも、本審査で否決となる場合もありますので、この段階までは、購入契約を確定させない方が安心です。
ご契約
本審査に通過したら、店頭もしくは郵送等でローン契約の手続きを行います。
借入金額・金利・返済期間など、最終的な契約内容を確認し、契約書類に署名押印します。
融資実行
契約完了後、ローン金額が実行されます。
購入先の販売店など指定口座へ、ろうきんから直接振込となるのが一般的です。
これで車両代金の支払いが完了し、あとは納車を待つのみです。
本申込時に提出すべき必要書類は、事前にしっかり準備しておきましょう。
必要書類に不備があると再提出で時間がかかったり、場合によっては審査に支障が出る可能性もあります。
中央ろうきんのカーライフローンでは、以下の書類が指定されています。
本人確認書類: 運転免許証、マイナンバーカードなど顔写真付きの公的証明書
収入確認資料: 給与証明書(在籍証明書)や源泉徴収票、市県民税の課税証明書など前年収入が分かるもの
勤続年数確認資料: 社会保険証の写しや在籍証明書(勤務先の在職期間が確認できるもの)
普通預金口座の届け出印: 借入金の返済用に指定するろうきん口座の銀行印
資金使途証明書類: 購入の場合…売買契約書・注文書・見積書・車検証のコピー等/借換えの場合…現在利用中の自動車ローンの借入残高証明書、返済予定表 等
書類によっては、勤務先から取り寄せる必要があるものもありますので、時間に余裕をもって準備しましょう。
「収入や勤続年数で、条件を満たせない」
「過去の延滞履歴が心配で、審査に通るか不安」
——そのような理由で「ろうきんマイカーローンは、自分には難しいかも」と感じた方もいるかもしれません。
そこで、代替の選択肢としてご紹介したいのが、クルマテラス株式会社の「信用回復ローン」です。
クルマテラスの信用回復ローンは、その名のとおりローン完済後に、利用者の信用情報を回復させることを目的にした自動車ローンです。
最大の特徴は、通常の金融機関ではローン審査が難しいような方々にも、広く対応している点です。
たとえば
「収入が少ない」
「正社員ではない」
「過去の債務整理・自己破産歴がある」
「直近で転職したばかり」
「保証人を立てられない」
といったケースでも独自の審査基準で柔軟に対応し、高い承認率を誇っています。
事実、審査通過率は約97.9%と業界でもトップクラスの実績があります。
金利面もユーザーに優しく、「分割手数料0円」つまり一括購入と同じ金額で、分割払いできる仕組みを採用しています。
自社ローンによくあるような車両価格への高額上乗せはなく、一般的な中古車販売と同程度の適正価格・金利設定で利用できるのが大きな魅力です。
さらに、信用回復ローンでの返済実績はきちんと信用情報機関に登録されるため、完済後には信用情報がクリーンになり、銀行などの通常ローンも利用しやすくなるというメリットもあります。
サービス面でも、クルマテラスは全国対応で注文販売スタイルを採用しており、利用者は好きな車を選んで購入可能です。
最短即日で納車できる在庫も用意されているので、「とにかく早く車が必要」という場合にも頼りになります。
ローン期間も1年~10年(最大120回払い)と柔軟で、頭金や保証人も原則不要で契約できます。
ろうきんのマイカーローン審査に不安がある方は、クルマテラスの信用回復ローンなら、車購入のチャンスが広がるかもしれません。
まずはWebで簡単にできる、仮審査を試してみてはいかがでしょうか。
仮審査無料!
▶︎クルマテラスで仮審査する
審査は最短、即日で回答が得られるので、結果を見てから今後の計画を立てることも可能です。
マイカーローンの利用をあきらめる前に、こうした新しい選択肢もぜひ検討してみてください。
最後に、自分に合ったローンを選びつつ、無理のない返済計画を立ててカーライフを楽しみましょう。
あなたの車購入の一助になれば幸いです。