

車のローン(カーローン)に申し込みたいけれど、「必要書類を揃えるのが大変そう…」と悩んでいませんか?
初めてのローンでは、書類の準備が面倒に感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、カーローン申込時に必要な書類の基本と、ポイントを丁寧に解説します。
安心してローン申込みに、踏み切れるようになれれば幸いです。
まずは、カーローンを申し込む際に、一般的に必要となる基本的な書類を押さえておきましょう。
本人確認書類
運転免許証(有効期限内のもの)が一般的です。
免許証を持っていない場合は、マイナンバーカードやパスポート、健康保険証などの公的な身分証明書を用意します。
現住所が記載されたものを準備し、引っ越し等で住所が変わっている場合は、事前に変更手続きを済ませておきましょう。
収入証明書類
借入額や審査状況によっては、年収を証明する書類の提出が求められます。
会社員であれば前年の源泉徴収票や、直近の給与明細などが代表的です。
自営業の方は確定申告書(控)や納税証明書など、自身の収入を客観的に示せる書類を準備しましょう。
住民票
現在の住所を証明する書類です。
特に車両の登録手続きや、ローン契約の最終段階で必要となるケースがよくあります。
住民票は市区町村役場や、コンビニ端末で取得可能です(発行から3か月以内の新しいものを用意します)。
印鑑証明書
契約時に実印を使用する際に、提出が必要です。
実印とは、市区町村に登録した印鑑のことで、その証明書(印鑑登録証明書)を取得します。
車のローン契約や車両登録では、実印を押す場面があるため、発行から3か月以内の印鑑証明書を用意しましょう(未登録の場合は、事前に自治体で実印登録が必要です)。
銀行口座情報と銀行印
ローン返済の引き落としに使用する、銀行口座の情報も準備します。
具体的には、口座番号のわかる通帳やキャッシュカード、およびその口座の届出印(銀行印)です。
契約時に口座振替手続きを行うため、忘れずに用意しておきましょう。
車両に関する書類
購入予定の車の見積書や注文書も必要になります。
特に銀行系のマイカーローンでは、借入金の使い道を確認するため、ディーラー発行の見積書や、売買契約書の提出が求められます。
ディーラーローン(販売店で組むローン)の場合は不要なケースもありますが、念のため事前に販売店から入手しておくと安心です。
基本書類は上記のとおりですが、ご自身の勤務形態や状況によっては、追加で求められる書類や準備ポイントが異なることがあります。
代表的なケースごとに確認しましょう。
自営業・フリーランスの場合
収入が一定でない分、詳細な収入証明を求められる傾向があります。
直近2~3年分の確定申告書控えや、納税証明書の提出を求められることがあるため、事前に揃えておくと安心です。
派遣社員・契約社員・アルバイトなど非正規雇用の場合
正社員でなくても、カーローンの審査に通ることは十分可能です。
ただし収入の安定性が重視されるため、直近数ヶ月分の給与明細提出や、勤続年数を示す資料の提出を求められることがあります。
勤務先の規模は関係ないので心配はいりません。
学生・無収入の方の場合
本人に十分な収入がない場合、親や配偶者など、連帯保証人を求められるのが一般的です。
この場合、保証人となる方の収入証明書類(源泉徴収票や所得証明など)や、身分証コピーの提出が別途、必要になります。
学生が自分名義で申し込むケースもありますが、安定収入がないと審査通過は難しいため、はじめから家族に保証人になってもらう方がスムーズです。
ご自身の状況に応じて「あると望ましい書類」や「追加で必要になる書類」は変わります。
不安な場合は事前にローン申込先に問い合わせ、自分の場合に必要な書類を確認しておきましょう。
最近では、店舗に出向かずインターネット上で手続きが完結できる、オンライン申し込みのカーローンも増えています。
オンライン手続きならではの、書類提出時の注意点をまとめました。
書類は画像やPDFで提出
オンライン申込では、書類を郵送せず画像やPDFデータで提出します。
運転免許証や住民票などは、スマートフォンで撮影した写真データやスキャンPDFをアップロードするのが一般的です。
ファイル形式や容量の確認
ローン会社によって、アップロードできるファイル形式(JPEG・PNG・PDFなど)や容量に制限があります。
指定の形式・サイズを満たすデータを用意してください。
最終契約は紙が必要な場合も
オンラインで申込から審査まで完了しても、契約時に原本書類の郵送提出や、紙の契約書への署名が必要になるケースがあります。
「Web完結型」と明記されていないローンでは、最終的に紙のやり取りが発生する可能性がある点に注意しましょう。一方、Web完結型ローンなら来店・郵送不要でオンライン上の手続きのみで、契約まで完了できます。
オンライン申し込みは便利な反面、データ提出ゆえの不備に注意が必要です。
提出後に「画像が不鮮明なので、再提出してください」とならないよう、丁寧に準備しましょう。
書類の準備段階でつまずかないよう、よくあるミスや注意点も押さえておきましょう。
書類の有効期限と内容確認
運転免許証など、本人確認書類の有効期限が切れていないか、現住所が正しく記載されているか確認しましょう。
また、住民票や印鑑証明書は発行後3ヶ月以内の新しいものを用意します。
書類間の情報相違
提出する各書類で、氏名・住所などの情報が、統一されているか要チェックです。
結婚等で姓が変わっている場合、旧姓の書類が混ざっていないか、提出前に確認・修正しましょう。
実印の未登録
契約時に実印が必要になる場合に備え、印鑑登録は事前に済ませておきましょう。
印鑑証明書は市区町村役場で即日、発行可能です。
これらに注意しておけば、「書類不備で審査が進まない!」という事態を避けられます。
スムーズなローン手続きのためにも、余裕をもって早めの準備を心がけてください。
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