お役立ちコラム

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2025.12.24

WLTCモードとは? JC08モードとの違いと、カタログ燃費の正しい見方




車のカタログなどで見かける「WLTCモード燃費」という表記。


以前は「JC08モード燃費」と書かれていたはずだけど、何が違うの? と気になりますよね。


そこでこの記事では、WLTCモードとは何なのか詳しく解説します。


また記事の最後では、車購入を検討しているけど、ローン組めるか心配・・・という方のために、クルマテラスの「信用回復ローン」をご紹介します。


ぜひ最後までご覧ください!







WLTCモードとは、国際基準の燃費テスト方式





WLTCモードとは「Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycle」の略称で、世界統一基準の、燃費測定方法です。


日本でも、2018年10月以降に発売された新型車から、このWLTCモードでの燃費表示が義務化され、現在はほとんどすべての新車カタログで採用されています。


それ以前の日本独自基準だったJC08モードに代わり、グローバルな試験方法WLTP(Worldwide harmonized Light duty Test Procedure)に基づくWLTCモードが導入された経緯があります。


WLTCモードでは、シャシーダイナモという装置上で、実車を走らせて燃費を計測します。


(引用元:明電舎)



特徴は「市街地」「郊外」「高速道路」の、3つの走行モードそれぞれで燃費を測定し、最後に平均的な使用割合で総合値(WLTCモード燃費)が算出されることです。


つまりカタログには総合値だけでなく、低速市街地走行、中速郊外走行、そして高速道路走行の各モードでの燃費値が掲載されます。


国土交通省の審査値として、3パターンの数字が示されることで、自分の普段の走行環境に近い燃費を、把握しやすいのが狙いです。


またWLTCモードは、試験開始をエンジンが冷えた状態(コールドスタート)から行う、乗員や荷物の重量も考慮した状態で測定するなど、より現実の使用状況を反映した条件になっています。




従来のJC08モードでは、テストの25%しかコールドスタートを含めていなかったのに対し、WLTCでは全工程がエンジン冷間状態からスタートするため、暖機運転による燃費悪化もきちんと反映されます。


これらの改良によりカタログ燃費と実際の燃費の差を縮め、より信頼できる数値を目指しているのがWLTCモードなのです。







WLTCモードとJC08モードの違いは? – 測定条件と数値の差





では、新旧のモードで具体的に、何が違うのでしょうか。


  • WLTCモードは、従来のJC08モードに比べて、実際の運転状況に、より近づけることを目的として設計されています。


    JC08モードでは最高速度が約80km/h、走行距離も8km程度と比較的穏やかな条件でしたが、WLTCモードでは最高約97km/hまでの速度域を含み、走行距離も約15kmと大幅に延びています。


    高速域まで含めたテストにより、日常走行に近い負荷を再現できるようになりました。




    また、エンジンが冷えた状態での燃料消費を重視している点も、大きな違いです。


    JC08モードでは、測定の一部のみがコールドスタートでしたが、WLTCモードではすべての測定をコールドスタートから行います。


    燃費が悪化しやすい始動直後の状態を毎回含めることで、カタログ燃費と実燃費の差が縮まりやすくなっています。


    さらにWLTCモードでは、想定される乗員や荷物の重量を加えた状態で測定され、加減速もより頻繁かつ現実的に設定されています。




    JC08モードのような緩やかな走行パターンに比べ、WLTCモードはメリハリのある運転を前提としているため、エアコンを使用しない状態でも、燃費は低めに算出される傾向があります。


    このようにWLTCモードは試験条件全体が厳しく、実走行に近づけられているため、同じ車でもカタログ燃費はJC08モードより低く表示されるケースが多くなります。


    たとえばホンダ・フィット(ハイブリッド)では、JC08モードの38.6km/Lに対し、WLTCモードでは28.8km/Lと大きな差が生じました。


    これは、WLTCモードの数値が、より実態に近い燃費を示していることの表れといえるでしょう。




    またWLTCモードでは、市街地・郊外・高速道路といった走行シーン別の燃費も確認できるため、自分の使い方に近い燃費を事前にイメージしやすくなりました。


    かつてのJC08モードのように、1つの数値だけを見て判断する必要がなくなり、より現実的な車選びができるようになったのです。


    では、このWLTCモード燃費は、実際の燃費とどの程度近いのでしょうか。


    つぎで詳しく見ていきましょう。






WLTCモードでも、実燃費とズレる? カタログ燃費はどこまで信用できるか





WLTCモードの導入によって、燃費表示は以前より格段に現実に近づきましたが、結論からいえば、カタログ燃費=実燃費ではありません


カタログに載るWLTCモード値は、あくまで標準化された試験条件下での数値であり、実際の道路であなたが出せる燃費とは天候、渋滞状況、運転方法などで差が生じます


たとえば、試験中はいずれのモードも、エアコンやライトなど電装品をOFFにしています。


そのためエアコンを日常的に使う場合、どうしてもカタログ値より実燃費は悪化します


猛暑で冷房をフル稼働したり冬場に暖房を使えば、WLTCの数字からさらに落ちるのは避けられません。


燃費にシビアなハイブリッド車ほど、その影響は大きくなるでしょう。




とはいえ、WLTCモード燃費が登場したことで、従来よりカタログ値と実燃費の差は、かなり小さくなりました


一般には、車にもよりますがカタログ燃費と実燃費の差は、15~20%程度に収まることが多いとされます。


実際、雑誌等による実走行テストでも、WLTC値との乖離はごくわずかという結果が増えています。


たとえばトヨタ・ヤリスハイブリッドでは、カタログ上のWLTCモード燃費35.8km/Lに対し、ベストカー誌の実走行テスト結果が31.9km/Lとなり、その差はわずかでした。


10%程度の誤差であれば「ほぼカタログ通りに近い」と感じられるレベルでしょう。




一方、旧来のJC08モード値が出ていた頃は「カタログ値から、2~3割落ちるのが当たり前」といわれたものです。


特にカタログ燃費が極端に良い車(ハイブリッド車など)ほど、実燃費とのギャップが大きく、「カタログ値の○割しか走れなかった…」という不満も多くありました。


WLTCモードは、そうした声に応えるべく開発・導入された背景があります。



では、カタログ燃費表示はどこまで信用できるのか?


現状では、より実態に近いWLTCモードの数値を、参考にするのがおすすめです。


JC08モードの数値は、実際より高めに出る傾向があったため、同じ車で両方の表示がある場合は、WLTC値の方を重視するとよいでしょう。


ただし繰り返しになりますが、WLTCモード燃費もあくまで「目安」であり、絶対ではありません。




特に通勤で渋滞路ばかり走る、エアコンを常に使う、寒冷地に住んでいる…といった場合は、カタログ値より、かなり低い実燃費になる可能性もあります。


一方、高速道路中心の移動なら、カタログ総合値より、よい数字が出ることもありえます。



なお、中古車の場合はカタログに記載されている、燃費が古い基準(JC08モードや10・15モード)のままになっていることがあります。


そうした車種では、表示値そのものが今より高めに出る傾向があるため、購入検討時は「このカタログ値は旧基準だから、実際は2割引きくらいで考えよう」といった具合に、割り引いて考えると失敗が減ります。


2018年10月以降の新型車は、WLTCモード表示に統一されていますが、それ以前のモデルでは現在もJC08モード燃費のみ掲載というケースがあり注意が必要です。







WLTC燃費を、正しく読むコツ – 自分の使い方に当てはめよう





ここまで見てきたように、WLTCモード燃費は「実燃費に近づけた目安」と考えるのがポイントです。


では、その数字を車選びで、どう活かせば良いでしょうか。


最大のコツは「自分のおもな使用環境に、マッチするモードの数値を見る」ことです。


WLTCモードでは、市街地・郊外・高速の3つの走行モード別燃費が、公表されています。





たとえば、日常の大半が街中の買い物や通勤という方は、市街地モードの燃費値を重視するとよいでしょう。


渋滞や信号待ちの多いストップ&ゴー中心の運転では、市街地モード燃費が実燃費に一番近い目安になります。


「カタログ上の総合値では20km/Lだけど、自分の街乗り中心だと実際は15~17km/Lくらいかな」と予測が立てられます。


逆に、高速道路やバイパス走行がメインなら、高速モードの数字や総合値に近い燃費が出るでしょう。


WLTCモード燃費×自分の使い方で、シミュレーションするイメージです。




また、カタログ燃費ばかりでなく、ユーザーの口コミや実燃費データも参考にしましょう。


最近はインターネット上で「○○(車種) 実燃費」と検索すれば、オーナー報告の平均実燃費が見られるサイトも多数あります。


そうした情報とWLTCモードの数値を突き合わせれば、「この車はカタログ◯km/Lで、自分の使い方だと◯km/L前後になりそうだ」とかなり具体的に掴めるはずです。


燃費だけにとらわれず、自分の生活スタイルでどれくらいのガソリン代・維持費になるかをイメージしてみることが重要です。




もう一つ大切なのが、営業トークで「カタログ燃費のいい数字」だけを聞いて、飛びつかないこと。


WLTCモードになった現在でも、グレードによっては燃費を優先するあまり、装備や乗り心地を削った“燃費特化仕様”が用意されていることがあります。


しかし、数字だけを追いかけて選んだ結果、「思ったより疲れる」「使い勝手が悪い」と感じてしまっては本末転倒・・・。


燃費はもちろん重要ですが、自分の使い方に必要な装備や、快適性とのバランスが取れた車を選ぶ方が、長く満足して乗れます。




そして、その選択肢を広げるうえで、欠かせないのが支払いの現実性です。


「このグレードがいいけど、ローンが通るか不安」


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