「SUVだから税金が高い」というのはもう古い説です。

本記事では、SUVにかかる主要な税金とは何か、そして他の車種と税金の違いを比較しながら「SUVだから高い」と思われがちな課税について解説します。

また記事の最後には、ローン審査が不安な方に向けて、クルマテラスの「信用回復ローン」についてご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください！

SUVにかかる、おもな税金は何で決まる?

SUVを含む自動車にかかる税金は、大きく分けて「自動車税（種別割）」「自動車重量税」「環境性能割」の3種類があります。

これらは車を所有・購入するうえで、かならず関わる税金ですが、ポイントはSUVだから特別に高くなるわけではないという点です。

まず自動車税は、車を所有している限り、毎年支払う税金です。

毎年4月1日時点の所有者に対して課税され、5月上旬ごろに納付書が届き、5月末までに納めます。

税額は排気量によって決まるのが特徴で、排気量が大きいほど高くなります。

軽自動車は排気量が660cc以下のため年額10,800円で一律ですが、普通車は排気量区分が上がるごとに、税額も段階的に上昇します。

つぎに自動車重量税は、車体の重さに応じて課される税金です。

自家用乗用車の場合、新車購入時に3年分をまとめて支払い、その後は車検のたびに2年分を支払います。

車体が重いSUVやミニバンは、この重量税が高くなりやすい傾向があります。

ただし、この税金は毎年ではなく、車検時の負担である点が特徴です。

また、燃費性能や環境性能に優れた車は「エコカー減税」の対象となり、重量税が免除または軽減されるケースもあります。

そして環境性能割は、2019年に導入された税金で、車を購入する際に、一度だけ支払います。

燃費性能やCO₂排出量などの環境性能に応じて、車両価格を基準に税額が決まる仕組みです。

環境性能が高い車ほど税率は低く、ハイブリッド車や電気自動車（EV）などは非課税となる場合もあります。

これら3つの税金はいずれも「SUVかどうか」で一律に高くなるものではなく、排気量・車重・環境性能といった車そのもののスペックによって決まります。

そのため、同じSUVでもエンジンの大きさやグレードによって、税金の負担は大きく異なります。

近年は、コンパクトSUVやハイブリッドSUVも増えており、小排気量エンジンや高い環境性能を備えたモデルであれば、平均的に見て税金が特別高いとはいえないケースも多くなっています。

軽・コンパクト・ミニバンと比較：SUVの税金は本当に高い?

「SUVは、ほかの車種より税金が高いの？」

と気になっている方のために、どれくらい税金が違うのかを比較してみましょう。

下記は、車種別の平均的な、自動車税額の例です。

• 軽自動車(排気量660cc): 10,800円/年

  
  

• コンパクトカー(例:1.3〜1.5L): 約30,000円/年

  
  

• SUV(例:1.8Lクラス): 約35,000円/年

  
  

• 大型ミニバン(例:3.0〜3.5L): 約58,000円/年

  
  

SUVだからといって、かならず小型SUVなら自動車税額は3万円程度ですし、逆に3.5L程度の大型ミニバ税金がかかるという差が生まれます。

また、SUVと軽自動車を比較した場合でも、年円程度の差です。

月額に換算すれば約1,700円程度ですので、「SUVだから毎月の支出が大きく変わる」というほどの差ではないことがわかるでしょう。

このように比較すると、SUVだから税金が高いわけではないということが全体像として見えてきたと思います。

ただし、もちろん車体が大きく重くなるほど、自動車税も重量税も税額が高くなるので、エンジン排気量が大きく車重も重いフルサイズSUVはやはり税金負担も大きめになります。

ハイブリッドSUVは、税金が安くなる?

ハイブリッド車は税金の面でも有利です。

理由は、多くのハイブリッド車(例:HVやPHEV)が「グリーン化特例」(自動車税の特例措置)や「エコカー減税」(重量税の優遇)の適用対象となるからです。

たとえば、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車などは「グリーン化特例」により自動車税が大幅減税(最大5割近く軽減)されます。

ヤリスクロスのようなハイブリッドSUVでは、初回3年分の自動車重量税(約22,500円)が100%免除となる例もあります。

もちろん、ハイブリッド化されている分燃費も向上しているため、ガソリン代やメンテナンス費用も含めた総合的なコスト（いわば維持費）を抑えることが可能です。

つまり、ハイブソリン車に比べると、保有時の税金負担を少なくできる可能性が高いといえるでしょう。

中古SUVは、税金が安くなる?

SU古車で買えば税金も安くなるのでは？　という疑問を持つ方も、いるかもしれません。

結論からいうと、中古車だからといって、毎年の税金が低くなることはありません。

自動車税も自動車重量税も、車のスペック(排気量や重量、環境性能)によって計算されるため、新車であろうと中古車であろうと同じモデルであれば税金額は大きく変わりません。

むしろ13年以上経過した車体は、自動車税が約2割強(約15%増)上昇する制度があります。

これは環境対策の一環として導入されている制度で、新しいエコカーへ乗り換えを促す意図があります。

たとえば、13年使われた従来型ガソリン車が2.0Lクラスだとします。

本来の税額36,000円が15%上昇し、約39,600円になる計算です。

このように13年超えた車は重量税も増税されますが、逆ーなら重課の対象外となります。

しかし、一部の例外（上記のエコカーなど）を除き、基本的には中古SUVだからといって税金負担が減ることはないため、モデル選びを考える際はこの点も念頭に置いておきましょう。

「失敗なし」の車選びを

ここまで見てくると、「SUVだから税金が高い」という悩みは杞憂だったことがお分かりいただは「どのSUVを選ぶか」、そして「支払い方法をどう設計するか」です。

たとえば同じSUVでも、1.5Lクラスと3.0Lクラスでは毎年3万円以上の税金差が出ますし、ハイブリッド車を選ぶと、初年度分の自動車税が半額になるようなメリットも存在します。

このため、車種選びと支払い設計次第で、SUVは十分現実的に購入可能な選択肢になります。

「じゃあ自分には、どのSUVならいける？」と考えますよね。

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特に、ローン審査が不安な方におすすめです。

その理由を解説していきます。

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