Delivery Report No.56 — Nara, Japan
40年働いて、これからも働き続ける。
それでも「年齢」の一行が、S様の前に立っていました。
※ お客様のプライバシー保護のため、ナンバープレートを加工しています。
奈良県にお住まいのS様(60代・定年後の再雇用勤務)へ、三菱 アウトランダー(ディープブルー)をご納車いたしました。お孫さんの送り迎えと、月に一度の山歩きを支える一台です。
S様は建設会社で40年近く勤め上げ、定年後は同じ会社で再雇用として働いていらっしゃいます。仕事の内容はほとんど変わりません。ただ、契約形態が変わったことで年収は現役時代の6割ほどになりました。
ディーラーでの否決の理由は、収入の減少と、もうひとつ。支払いが終わる時点での年齢が、その会社の上限を超えていたことでした。
仕事の内容は同じでも、書類の上では収入だけが約6割に。勤続40年という事実は、年収の欄には表れません。
S様が長く乗ってきたお車は、走行距離が20万kmを超えていました。まだ動くけれど、そろそろ限界。近くに住む娘さんご一家の送り迎えを頼まれることも増え、後席がしっかり使える車に替えたいと考えていらっしゃいました。
ところが、ディーラーでの申し込みは通りませんでした。窓口で示されたのは、直近の年収と、もうひとつ「完済時のご年齢」でした。返済が終わる時点で会社の定める上限を超えてしまう、という説明です。
自動車ローンでは、契約時の年齢だけでなく、支払いが終わるときの年齢に上限を設ける会社が少なくありません。その基準は会社ごとに違い、上限も、判断の仕方もさまざまです。ある会社では超えてしまう条件が、別の会社なら収まることもあります。
そしてもうひとつ、S様には強い材料がありました。長年こつこつと蓄えてきた預貯金です。使いたくないからローンを検討されていたのですが、その存在をどう伝えるかで、審査の見え方は変わります。
年齢の上限も、その扱い方も会社ごとに異なります。再雇用の方の実績がある提携先を選び、S様の条件でも収まる範囲を先に確認してからお申し込みしました。
期間を延ばせば月々は下がりますが、完済時年齢は上がります。今回は逆の発想で期間を短めに設定し、その分は頭金を一部お入れいただくことで月々を無理のない額に収めました。
再雇用契約が更新されてきた実績、年金の受給見込み、預貯金の状況。年収の一行に表れない支払いの裏づけを整理し、あわせて提出しました。
ディーラーで否決となったあと、条件を整えたうえでの申し込みで承認。連帯保証人なしでご契約いただきました。
ボーナス払いなし。頭金を一部お入れいただき、短めの支払期間でも家計に収まる額にしています。
初回のご相談から納車まで17日。長く乗ることを前提に、消耗品を交換したうえでお渡ししました。
定年後も働き続ける方は年々増えていますが、審査の基準がそこに追いついていない場面はまだあります。仕事の中身が同じでも、契約形態が変わっただけで数字は下がる。その差を説明する欄は、申込書にはありません。
年齢に関しては、期間の取り方でかなり景色が変わります。長く借りて月々を下げるのが常に正解とは限らず、今回のように期間を短くしたほうが道が開けることもある。そこをご一緒に設計するのが私たちの役割だと思っています。
納車の日、S様が「これで孫を乗せて、大台ヶ原まで行けます」と話してくださいました。荷物も人も積めるアウトランダーなら、ずっと安心して走れるはずです。
Kuruma Terrace — Sales Staff過去の記録だけでなく、年齢や働き方を理由に断られた方のご相談も数多くお受けしています。事情を話しやすい場所であることを大切にしています。
審査の基準は会社ごとに違います。お客様の状況に合う提携先を選ぶことで、申し込みの回数を最小限に抑えます。
ご来店が難しい方も、オンラインでのやり取りとご自宅への陸送で、ご契約からご納車まで完結できます。
「自分の年齢でも組めるのか」を知るだけでも構いません。無理におすすめすることはありませんので、まずはお話をお聞かせください。