自社ローンとは? 仕組みをわかりやすく解説
自社ローンとは、銀行や信販会社などの金融機関を介さず、中古車販売店が直接お客様にお金を貸して分割払いを行う仕組みのことです。
通常の車購入ローンでは、銀行やディーラーローンの審査を通過する必要がありますが、自社ローンはその審査が不要なため、信用情報に傷がある方でも利用できるケースがあります。
自社ローンの基本的な流れ
自社ローンを利用する際の流れはシンプルです。
お客様は販売店と直接分割払いの契約を結び、毎月販売店に返済します。
金融機関を通さないため、審査のハードルは一般的なローンより低くなる傾向があります。
| 項目 | 通常のカーローン | 自社ローン |
|---|---|---|
| 審査機関 | 銀行・信販会社 | 販売店独自 |
| 信用情報の確認 | あり(CIC等) | なし〜緩やか |
| 金利水準 | 低〜中程度 | 高め(年利18%前後が多い) |
| 信用情報への記録 | あり(完済で回復に寄与) | なし(信用回復に使えない) |
| GPS取り付け | 原則なし | 多くの場合あり |
表を見ると、自社ローンには便利な面がある一方で、注意すべきポイントも複数あることがわかります。
自社ローンの審査は「絶対通る」は本当?
「自社ローンなら絶対通る」という言葉を、耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、これは正確ではありません。
自社ローンも審査があり、かならず通るわけではないのです。
自社ローンの審査で見られる、おもな項目
自社ローンの審査基準は販売店によって異なりますが、一般的に以下の点がチェックされます。
- 安定した収入があるか(雇用形態・年収・勤続年数)
- 月々の返済能力があるか(借入残高・生活費との兼ね合い)
- 現在進行中の債務整理・自己破産手続き中でないか
- 頭金や初期費用を用意できるか
- 在籍確認・本人確認に応じられるか
現在、任意整理・自己破産・個人再生の手続き中の方は、自社ローンでも審査が通らないことがほとんどです。
また、収入がまったくない方、極端に返済能力が低い方も同様です。
「自社ローンなら何でも通る」と思っていると落胆することになるため、事前に正確な情報を把握しておくことが大切です。
「じしゃローン 審査落ち」が多い理由
実際にネット上では「自社ローン 審査落ち」という検索が多数見られます。
これは、「自社ローンなら通るはず」という期待で申し込んだものの、断られてしまうケースが珍しくないことを示しています。
審査に落ちる主な理由は次のとおりです。
- 債務整理・自己破産の手続き中である
- 収入が不安定すぎる(月収が極端に少ない等)
- 複数のローンを抱えており返済余力がない
- 在籍確認が取れない(無職・休職中等)
- 希望車種の金額が返済能力に対して高すぎる
自社ローンが「やばい」と言われる理由
「自社ローン やばい」「自社ローン デメリット」という検索が多いのは、実際にトラブルに遭遇したり、不安を感じたりした方が多いからです。
代表的なリスクを正直にお伝えします。
① 金利が高い
自社ローンの金利は、銀行系カーローンと比べると高くなりやすいです。
具体的な金利数値は販売店によって異なり、また利息制限法の上限内で設定されますが、通常の金融機関より高い水準になることがほとんどです。
同じ車を購入しても、総支払額が大きく変わることを念頭に置く必要があります。
② GPSが取り付けられる

これは販売店が債権を保全するための措置ですが、「監視されているような感覚がある」「プライバシーが心配」と感じる方も少なくありません。
また、返済が滞った場合に、エンジンが遠隔停止される機能が搭載されているケースも存在します。
ネット上では「GPS 取り外し」を検索する方もいますが、契約に違反する行為です。
取り外しが発覚した場合、一括返済を求められたり、法的措置を取られる可能性があります。
③ 信用回復に使えない
自社ローンの返済実績は、CIC(信用情報機関)に登録されません。
つまり、毎月きちんと返済しても、信用情報の回復には一切つながらないのです。
将来的に住宅ローンや一般的なクレジットカードの審査を通りたいと思っている方にとって、これは大きなデメリットです。
④ 在庫の中から選ぶしかない
多くの自社ローン業者は、自社で保有している在庫車両の中からしか選べません。
希望の車種・色・走行距離にこだわりがある方には、選択肢が限られてしまいます。
また、販売したい車種を優先的に勧められるケースもあり、状態の良くない車を購入してしまうリスクもゼロではありません。




