

大学生が車を持つことは、可能なのでしょうか。
地方の大学に通う学生にとっては、通学やサークル活動で車があると便利ですが、経済的な不安もありますよね。
この記事では、大学生の車購入に関する疑問や不安を解消すべく、最新情報を交えてポイントを解説します。
記事の最後では、ローン審査に強いクルマテラスの「信用回復ローン」についてご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
結論からいえば、大学生でも車を購入すること自体は可能です。
日本では18歳から運転免許を取得でき、成年であれば自分名義で契約もできます。
ただし問題は、支払い方法です。
車の購入には、まとまった資金が必要であり、多くの大学生はローンを検討します。
しかし、一般的なマイカーローンの審査では、安定収入や信用情報が重視されるため、学生は社会人に比べて審査のハードルが高いのが実情です。
では、親の名義でないと車は持てないのでしょうか。
結論として、大学生本人の名義で車を所有・使用することは可能ですが、ローン審査通過のために親の協力を得るケースもよくあります。
例えば、親がローン契約者・所有者となり、子である大学生を使用者にすれば、法律上の問題なく車を持つことができます。
この方法では、親が購入者となるため審査には通りやすくなりますし、学生本人は、実質的に車に乗ることができます。
ただし親に頼る場合でも、将来的な支払いの負担や、親子間での取り決め(誰がローンを返済するのか等)を明確にしておく必要があります。
また、学生本人が未成年の場合は、契約に親権者の同意が必要になり、連帯保証人として親を立てることが必須です。
いずれにせよ、大学生が車を持つには、周囲のサポートや綿密な計画が重要となります。
車を持つうえで、もっとも気になるのがお金の問題ですよね。
まず購入費用ですが、大学生が現実的に狙えるのは、価格の安い中古車が多いです。
新車は数百万円することも多く、アルバイト収入で支払うには負担が大きすぎます。
その点、中古車であれば、車種にもよりますが50万円前後から選ぶことができます。
実際、大学生の初めてのマイカー予算は「50万円程度が目安」ともいわれています。
月々のアルバイト収入が5~7万円ほどであれば、無理なく返済・貯金できる範囲として50万円くらいが妥当なラインです。
中には「100万円までローンで借りられる」と勧めてくる販売店もありますが、「借りられる額」と「返せる額」は別なので注意が必要です。
自分の収入に見合った、ほどほどの金額に抑えるのが賢明です。
購入費用だけでなく、維持費も事前に把握しておきましょう。
車は買って終わりではなく、持っているだけで毎月お金がかかるものです。
主な固定費として毎年かかる自動車税・重量税(約4万円~)、自賠責+任意保険料(大学生の場合年間約12万円~と若年層は高め)、駐車場代(借りる場合は月5千円なら年間約6万円~)などがあります。
例えばコンパクトカーの場合、これら固定費だけで年間約22万円(1ヶ月あたり約1.8万円)かかるという試算があります。
さらに、使わなくても車検費用は2年ごとに発生しますし、乗れば乗るほど、ガソリン代やオイル交換などのメンテナンス費用もかかります。
ガソリン代は走行距離次第ですが、年間7万円前後は見込んでおいた方がよく、オイル交換やタイヤ交換などの、メンテナンスも年間1万円程度は必要です。
つまり、車の維持費だけで、年間トータル20~30万円は覚悟する必要があります。
月額にすると2~3万円ほどが相場で、これは大学生のアルバイト代にとって決して小さくない負担です。
実際、月収6万円の大学生をモデルケースにシミュレーションすると、収入6万円に対し、車の維持費に約3万円、生活費に約3万円が消え、手元に残るお金はゼロになります。
もしこれにローンの返済が加われば、生活はさらに圧迫され、学業や交際費にも支障が出かねません。
実際に、
「任意保険が高すぎて驚いた」
「週末しか乗らないつもりが、ガソリン代が毎月6千円以上かかった」
「駐車場代で生活費が圧迫された」
といった声が聞かれます。
このように、車の維持費は想像以上に学生の財布に響くものです。
購入前に維持費を含めたトータルコストを計算し、「自分に維持できるか」を冷静に判断することが大切です。
では本題のローンについてです。
大学生でもマイカーローンを組むこと自体は可能ですが、審査はやや厳しくなります。
ローン会社は「毎月きちんと返済できるか?」という信用力を重視するため、学生が不利になりがちな理由は、おもに次の3点です。
収入が不安定なこと:
アルバイト収入は月によって変動しやすく、勤続期間も短いと「安定性」に欠けると判断されます(※仕送りや奨学金は収入とはみなされません)。
過去の支払い延滞:
スマホ端末の分割払い滞納や、クレジットカード支払い遅れなどの履歴があると、信用情報に傷がつき審査で不利になります。
希望ローン額が高額すぎる:
学生の収入に見合わない高い車を希望すると、「返済能力なし」と見なされ、審査落ちしやすくなります。
上記のような理由で「ローン審査に通らない…」と後悔する学生も少なくありません。
では、どうすれば審査に通りやすくなるか?
いくつかポイントがあります。
安定した収入のアピール:
できれば同じアルバイト先で数ヶ月以上働き、月々安定した収入を得ている状態を作りましょう。
目安として6ヶ月以上の継続勤務で、月8~10万円程度の収入があると信頼度が上がります。
身の丈に合った車を選ぶ:
ローン希望額を抑えるほど審査通過率は上がります。
大学生なら、まず50万円以下の中古車から検討するのが無難です。
頭金をできるだけ用意して、借入額を減らすのも有効な手段です。
親など保証人を立てる:
安定収入のある親に、連帯保証人になってもらうと、格段に審査に通りやすくなります。
未成年の場合は、親の同意と保証人が必須ですが、成年であっても保証人の有無で信用度が変わります。
これらを事前に準備・確認することで、学生でもローン審査に通る可能性を高めることができます。
それでも審査がどうしても通らない場合、対処法としては「購入プランの見直し」が挙げられます。
具体的には、親名義で車を購入してもらい自分が使うという方法や、購入する車のランクや車格を下げて、ローン元金自体を減らす方法です。
親が代わりにローンを組んでくれれば、前者の方法で車に乗ることはできますし、自分で借りる場合でも安い車にすれば審査に通りやすくなります。
ここまで車の購入について述べてきましたが、「車は欲しいけど、高い維持費やローンで後悔したくない…」という方もいるでしょう。
そんな大学生には、車を「買わずに、必要なときだけ使う」という選択肢もあります。
代表的なのが「カーリース」と「カーシェア」またはレンタカーです。
それぞれ、特徴を簡単に比較してみましょう。
カーリース(車のサブスク):
ディーラーや専門サービスが提供するリース契約で、新車または中古車を頭金ゼロで月々定額で利用できます。
税金や車検代などもコミコミのプランが多く、家計管理がしやすいのがメリットです。
大学在学中の2~3年だけ乗る、といった利用も可能です。
ただし契約期間中は基本的に途中解約できず、走行距離に制限がある点には注意しましょう。
総支払額は、車を買うより割高になるケースもあります。
カーシェア:
必要なときに15分単位など、短時間から車を借りられるサービスです。
初期費用がかからず、維持費も一切かかりません。
普段は公共交通で十分だけど「たまにしか車に乗らない」という人には最適です。
学生向けに、入会金や月会費が割引になるプランを用意しているサービスもあり、お得に使える場合があります。
以上のように、「車を持つ」ことにもいくつかの形があります。
それぞれメリット・デメリットが異なるので、自分の生活スタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
毎日通学で使いたいなら中古車購入、週末だけならカーシェアやレンタカーなど、用途に応じて検討しましょう。
安易に「税金が安いから軽自動車」「とにかく新車が良い」など決めてしまうと後悔することもあります。
最後に、大学生が車を持つ上で知っておきたいリスクや注意点をまとめます。
ローン返済のプレッシャー:
収入が少ない中で、毎月の返済を続けるのは想像以上の負担です。
返済期間を長く設定すれば、月々の支払いは軽くできますが、その分長期間にわたり債務を抱えることになります。
返済が滞れば信用情報に傷が付き、将来のローン(クレジット)の利用にも支障が出ます。
任意保険への加入:
車を持つなら任意保険(自動車保険)への加入は必須と心得ましょう。
大学生など若い世代の保険料は高く、20歳前後だと月1万円以上になるのが普通です。
痛い出費ではありますが、万が一事故を起こした際に、数百万円~数千万円単位の賠償責任を負うリスクを考えれば、保険なしで運転するのはあまりに危険です。
維持費・事故のリスク:
繰り返しになりますが、維持費は持っている限り発生します。
アルバイトのシフトが減って収入が一時的に減るようなことがあっても、車を維持する限り、固定費は払い続けねばなりません。
ガソリン代も想定以上にかさむことがあります。
車を持ったがゆえに「友達との関係がぎくしゃくした」という声もあります。
例えば、
「車を出すのが当たり前と思われて、ガソリン代を負担してもらえない」
「事故が怖くて運転にプレッシャーを感じる」
といった悩みも聞かれます。
以上の点を踏まえ、「本当に自分に車が必要か? 後悔しないか?」を今一度考えてみることをおすすめします。
必要と判断した場合でも、焦らずに準備を整え、無理のない計画で購入・利用することが大切です。
大学生が車を持つことについて、費用面・ローン面・選択肢・注意点と幅広く解説してきました。
ポイントをまとめると、大学生でも車は持てるが経済的負担は大きいため、購入前に入念な計画が必要です。
維持費まで含めてシミュレーションし、自分の収入で無理なくやり繰りできる範囲の車を選びましょう。
ローンを組むなら、安定収入のアピールや保証人の準備など審査対策を行い、それでも難しければ無理に借りない決断も時には必要です。
最後に、ローン審査に不安がある方に朗報です。
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